田島 佑清 WordPressで問い合わせフォームを簡単に作成できるプラグイン「Contact Form 7」。このプラグインを使って、ユーザーから画像やファイルをアップロードさせ、メールに添付して受け取る方法をご紹介します。また、複数ファイルの添付にも対応した設定方法についても解説します。ステップバイステップで進めるので、初心者の方でも安心して導入できます。
1. Contact Form 7のインストール
まずは、WordPressの管理画面にログインし、「プラグイン」→「新規追加」を選択します。「Contact Form 7」を検索し、インストールして有効化しましょう。これで、Contact Form 7を利用する準備が整いました。
2. フォームの作成・編集
次に、コンタクトフォームを作成します。管理画面で「Contact」→「コンタクトフォーム」を選択し、既存のフォームを編集するか、新しいフォームを作成します。ここでは、ファイルアップロード機能を持つフォームを作成していきます。
3. ファイルアップロードフィールドの追加
フォーム編集画面で、ファイルアップロード用のフィールドを追加します。単一ファイルのアップロードと、複数ファイルのアップロードに対応するための方法をそれぞれ紹介します。
3-1. 単一ファイルのアップロード
以下のショートコードをフォームに挿入します。
[file* your-file limit:2mb filetypes:jpg|png|pdf]your-fileは任意のフィールド名です。必要に応じて変更できます。limit:2mbはファイルサイズの上限を示しています。制限を超えるファイルはアップロードできません。filetypes:jpg|png|pdfは許可するファイルタイプを指定しています。複数のファイルタイプを指定する場合、縦棒（|）で区切ります。
3-2. 複数ファイルのアップロード
複数のファイルをアップロードさせる場合、以下のように複数のファイルアップロードフィールドを追加するか、または一つのフィールドで複数ファイルを受け取る設定を行います。
[file* your-file-1 limit:2mb filetypes:jpg|png|pdf][file your-file-2 limit:5mb filetypes:doc|docx|pdf]または、複数ファイルを一つのフィールドで受け取る場合は、multiple 属性を追加します。
[file* your-files limit:2mb filetypes:jpg|png|pdf multiple]multiple 属性を追加することで、ユーザーは一度に複数のファイルを選択してアップロードできます。
4. メールテンプレートの編集
フォームから送信されたファイルがメールに添付されるよう、メールテンプレートを編集します。「メール」タブをクリックし、以下のようにファイルの添付を指示する行を追加します。
4-1. 単一ファイルの添付
単一ファイルの場合、対応するフィールド名をメールテンプレートに挿入します。
[your-file]4-2. 複数ファイルの添付
複数のフィールドでファイルをアップロードする場合、それぞれのフィールド名を以下のように追加します。
[your-file-1][your-file-2]また、multiple 属性を使用した場合は、フィールド名をそのまま使用します。
[your-files]これにより、すべてのファイルがメールに添付されます。
5. テスト送信
フォームを保存し、実際にページに埋め込んでテスト送信を行いましょう。アップロードしたファイルが正しくメールに添付されているかを確認してください。
6. 注意点
サーバー側の設定やWordPressのアップロード制限にも注意が必要です。特に、ファイルサイズやファイルタイプに関して制限がある場合、設定を変更する必要があります。また、プラグインの互換性やセキュリティ面も考慮し、常に最新バージョンを使用することをお勧めします。
以上で、Contact Form 7を使用した画像・ファイルのアップロードとメール添付の設定が完了しました。単一ファイルだけでなく、複数ファイルの添付にも対応できるため、さまざまなシチュエーションで利用可能です。これを活用して、より便利でプロフェッショナルな問い合わせフォームを提供しましょう。